phpの設定
新しく契約したさくらVPS(バーチャル・プライベート・サーバー)の初期設定を備忘録として記載します。Macから接続しているので、Macユーザーの参考になればと。
今回は「phpの設定」です。
5−1. phpのインストール
Wordpressを使用したいのでphpをインストールします。RPMパッケージ管理コマンド「yum」が可能なので利用します。phpと共にphpを拡張するモジュールも同時にインストールします。
[newuser@ ~]$ sudo yum install php php-mbstring php-mysql php-gd [sudo] password for newuser: … Is this ok [y/N]: … Complete!
Complete!と表示されればインストールは完了となります。
5−2. 設定ファイルのバックアップ
php.iniファイルを変更します。まずはオリジナルのphp.iniファイルを残すためにファイルをphp.ini.orgという名でコピーします。
[newuser@ ~]$ sudo cp /etc/php.ini /etc/php.ini.org
5−3. php.iniの変更
phpのエラーログ、言語設定等を変更するためにviエディタでphp.iniファイルを開きます。
[newuser@ ~]$ sudo vi /etc/php.ini [sudo] password for newuser:
セキュリティの面からバージョン情報等は伏せたい部分なので、432行目のexpose_phpを変更します。
;expose_php = On expose_php = Off(;を削除し変更)
phpのエラーログを排出するように設定し、排出先を/var/log以下に書き出されるように設定します。634行目のerror_logを変更します。
;error_log = php_errors.log error_log = /var/log/php_errors.log
マルチバイト文字列関数(mbstring)の言語設定を日本語とします。1542行目のmbstring.languageを変更します。
;mbstring.language = Japanese mbstring.language = Japanese(;を削除します)
変換元の文字コードが指定されなかった場合、ここで指定した文字コードが使用されます。基本の文字コードとしてUTF-8を指定します。1548行目のmbstring.internal_encodingを変更します。
;mbstring.internal_encoding = EUC-JP mbstring.internal_encoding = UTF-8(;を削除UTF-8に変更)
文字コードの自動判別を行う時にどの文字コードから順に確認していくのかを指定します。1570行目のmbstring.detect_orderを変更します。
;mbstring.detect_order = auto mbstring.detect_order = UTF-8,SJIS,EUC-JP,JIS,ASCII(;を削除し変更)
以上でphpの設定は終了です。「:wq」で上書き終了します。上書き後、設定を反映させるためhttpdを再起動します。
[newuser@ ~]$ sudo service httpd restart [sudo] password for newuser: httpd を停止中: [ OK ] httpd を起動中: [ OK ]
次はmysqlのインストールを行います
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